FIREの種類と自分に合った選び方
FIREの種類と自分に合った選び方を知りたい20・30代のために、FIREの4つのタイプをわかりやすく解説します。
「FIREに興味はあるけど、完全に仕事をやめるのは怖い」「自分にはどのFIREが合っているのかわからない」そんな悩みを持つ方は多いのではないでしょうか。実はFIREには複数の種類があり、自分のライフスタイルや資産状況に合わせて選ぶことができます。「フルFIREしか知らなかった」という方も、この記事を読むことで自分に合ったFIREの種類が見つかるはずです。ぜひ最後まで読んでみてください。
FIREの種類と自分に合った選び方を理解するうえで、まず代表的な4つのタイプを知っておきましょう。それぞれの特徴やメリット・デメリットを理解することで、自分に合ったFIREの形が見えてきます。「完全にやめるのは怖い」「もう少し働きたい」など、自分の気持ちと照らし合わせながら読んでみてください。
フルFIRE|完全に仕事をやめるタイプ:
フルFIREとは、資産収益だけで生活費をすべてまかない、完全に仕事をやめるFIREの種類です。FIREの中で最も知名度が高く、多くの人がFIREと聞いてイメージするのがこのタイプです。
フルFIREの最大のメリットは、時間が完全に自由になることです。働く必要がないため、旅行・趣味・家族との時間など、自分の好きなことに100%の時間を使えます。「会社に縛られない生き方」を最も純粋な形で実現できるのがフルFIREです。
一方でフルFIREには、必要な資産額が大きくなるというデメリットがあります。月25万円の生活費であれば、25倍の7,500万円以上の資産が必要です。また日本では社会保険料の負担や物価上昇も考慮する必要があるため、実際には1億円前後の資産を目標にする人も少なくありません。
さらに完全に仕事をやめることへの不安や孤独感を感じる人もいるため、フルFIREは「お金の設計」だけでなく「FIRE後の生活設計」も含めて慎重に計画を立てることが重要です。仕事以外に熱中できることがある人や、社会とのつながりを自分で作れる人に向いているFIREの種類です。
サイドFIRE|好きな仕事だけ続けるタイプ:
サイドFIREとは、資産収益と好きな仕事からの収入を組み合わせて生活するFIREの種類です。フルFIREと違い、完全に仕事をやめるのではなく、自分が好きな仕事や得意なことで少し稼ぎながら生活します。近年、フルFIREの次に注目を集めているFIREの種類です。
サイドFIREの最大のメリットは、フルFIREより少ない資産で目指せることです。たとえば月25万円の生活費のうち、好きな仕事で月10万円稼げれば、資産収益でまかなう必要があるのは月15万円だけです。必要な資産額が大幅に少なくなるため、FIREまでの期間を大幅に短縮できます。
また好きな仕事を続けることで社会とのつながりを保て、精神的な充実感も得られます。「完全に仕事をやめるのは怖い」「好きなことで少し稼ぎたい」という方に最もおすすめのFIREの種類です。ブログ・ライティング・コーチング・ハンドメイドなど、自分のスキルや趣味を活かした収入源を作ることがサイドFIREへの近道です。
バリスタFIRE|パートタイムで働くタイプ:
バリスタFIREとは、フルタイムの仕事をやめてパートタイムや非常勤で働きながら、資産収益と組み合わせて生活するFIREの種類です。名前の由来は、カフェのバリスタのようなパートタイムの仕事をしながら生活するイメージからきています。
バリスタFIREのメリットは、パートタイムで働くことで社会保険に加入できる点です。フルFIREでは国民健康保険や国民年金を自分で支払う必要がありますが、バリスタFIREでは勤め先の社会保険に加入できるため、保険料の負担を大幅に抑えられます。日本の社会保険制度を上手に活用できるという点で、日本でFIREを目指す人に特に向いているFIREの種類といえます。
また完全に仕事をやめるより精神的なハードルが低く、仕事のスキルや人間関係を維持しながら生活できます。週2〜3日だけ働くことで、残りの時間を自由に使いながら、必要な収入と社会保険を確保できます。「仕事は減らしたいけど、完全にやめるのは不安」という方に向いているFIREの種類です。
コーストFIRE|積立をやめて運用だけ続けるタイプ:
コーストFIREとは、老後に必要な資産を若いうちに積み立てておき、その 後は積立をやめて運用だけ続けながら、現在の生活費は仕事で稼ぐFIREの種類です。海岸(コースト)に向かって流れに乗るように、資産が自然に育っていくイメージからこの名前がつけられています。
コーストFIREの最大のメリットは、4つのFIREの種類の中で最も早く達成できることです。老後の資産さえ確保できれば、現在の仕事は生活費をまかなう程度の収入で十分になります。毎月の積立をやめることができるため、手元に残るお金が増え、経済的なプレッシャーが大幅に軽減されます。
プレッシャーが減った状態で仕事ができるため、精神的なゆとりが生まれ、仕事に対する向き合い方も変わってきます。「老後の不安だけをなくしたい」「今すぐ仕事をやめたいわけではない」「まずはFIREの第一歩を踏み出したい」という方に特に向いているFIREの種類です。20代のうちにコーストFIREを達成しておくことで、30代以降の人生の選択肢が大きく広がります。
1. FIREの種類を知る前に|FIREの基本をおさらい

FIREの種類と自分に合った選び方を理解するために、まずFIREの基本をおさらいしましょう。FIREとは「Financial Independence, Retire Early」の頭文字をとった言葉で、経済的自立と早期退職を目指すライフスタイルです。日本でもここ数年で広く知られるようになり、20・30代を中心に「FIREを目指したい」という人が急増しています。
FIREの基本的な考え方は「資産収益が生活費を上回る状態を作ること」です。一般的には年間生活費の25倍の資産を築き、毎年4%を取り崩しながら生活する「4%ルール」が知られています。たとえば月20万円で生活している場合、年間生活費は240万円です。その25倍にあたる6,000万円が、FIREに必要な目標資産額の目安となります。
しかし「完全に仕事をやめる」フルFIREだけがFIREではありません。近年では自分のライフスタイルや価値観に合わせたさまざまなFIREの種類が生まれており、普通の会社員でも無理なく目指せるFIREの形が増えています。まずはどんな種類があるのかを知ることが、FIREへの第一歩です。
2. FIREの種類と自分に合った選び方|4つのタイプを徹底解説

3. FIREの種類を比較|自分に合ったタイプの選び方

FIREの種類と自分に合った選び方を理解するために、4つのタイプを比較してみましょう。
フルFIRE:
・仕事は完全にやめる
・必要資産額は最も多い
・時間の自由を最優先したい人向け
サイドFIRE:
・好きな仕事だけ
・必要資産額は中程度
・好きなことで稼ぎたい人向け
バリスタFIRE:
・仕事はパートタイム
・必要資産額は中程度
・社会とのつながりを保ちたい人向け
コーストFIRE:
・仕事はフルタイム継続
・必要資産額は最も少ない
・老後の不安だけをなくしたい人向け
FIREの種類を選ぶときは「いくら必要か」だけでなく「FIRE後にどんな生活をしたいか」を先に考えることが重要です。お金の設計と同じくらい、生き方の設計に時間をかけることで、自分に合ったFIREの種類が自然と見えてきます。
また一つのFIREの種類に最初から絞り込む必要もありません。まずコーストFIREを達成し、その後サイドFIREへ移行するなど、段階的にFIREのステージを 上げていくことも十分に可能です。大切なのは「完璧なFIRE」を目指すことではなく、今の自分にできることから一歩ずつ進むことです。
20・30代におすすめのFIREの種類:
20・30代がFIREを目指す場合、まずはコーストFIREやサイドFIREを目標にするのがおすすめです。必要な資産額が少なく、比較的早期に達成できるため、FIREへの現実感が高まります。「FIRE達成」という成功体験を早めに積むことで、その後のモチベーション維持にもつながります。
特に20代は時間という最大の武器があります。早いうちからコーストFIREを目指して積立投資を始めることで、30代以降の人生の選択肢が大きく広がります。まずは自分の生活費を把握し、どのFIREの種類が現実的かを計算してみることが最初の一歩です
4. FIREの種類を仲間と一緒に考えよう

FIREの種類と自分に合った選び方は、一人で考えるより仲間と一緒に話し合うことで、より具体的なイメージが湧きやすくなります。同じFIREを目指す仲間の考え方や体験談を聞くことで、自分では気づけなかった視点が得られることも多くあります。「あの人はサイドFIREを選んだんだ」「コーストFIREならもう達成できそう」そんな気づきが、FIREへの大きな一歩になります。
「自分はどのFIREの種類が合っているんだろう」「FIREした後の生活ってどんな感じ?」そんな疑問を気軽に話せる場所が、東京・世田谷にあります。
世田谷ゆるっと資産づくりの会では、FIREの種類や資産形成について仲間と本音で語り合えるFIREカフェ会を定期開催しています。FIREの種類に迷っている方も、まだFIREについてよく知らない方も大歓迎です。難しい知識は不要なので、ぜひお気軽にご参加ください。同じ志を持つ仲間と一緒に、自分らしいFIREの形を見つけていきましょう。